医療の充実などによって平均寿命が延びていることもあって、社会の高齢化が進んできています。
このような社会になってきたときに、社会全体でみると、経済、医療などにおいて様々な課題が発生します。
さらに、現実的に起こっている身近な切実なこととして挙げられるのは、高齢者だけが暮らす世帯や、一人暮らしの高齢者が増えてきていることです。
親と子が同居している場合もありますが、子が都市部で働いて、親、つまり高齢者は離れて暮らしている、というケースが大変多くなってきているのがその理由です。
高齢者だけの世帯や一人暮らしの高齢者は、この先も増えていくことは間違いないでしょう。
このような状況に対して、子、親それぞれ、どのようなことを望んでいるでしょうか?
子にとっては、親の安否はとても気になります。
同居していれば、毎日の安否はすぐにわかることですが、離れて暮らしていると、すぐに知ることはできません。
遠く離れていても、高齢の親を見守りたいという声が多く聞かれます。
高齢者見守りは、子からの要望が非常に多いのが現状です。
親にとっても、子が安否を見守ってくれることによる安心感を得ることができます。
つまり、高齢者見守りの本当のニーズとは、親と子がさりげなくつながっている、子と親がお互いの存在を感じることによって安心感を得ることなのです。
高齢者見守りは、親と子という特別な関係において、さりげないつながりを演出することなのです。
IoTを活用することによって、遠隔での高齢者見守りが実現できます。
家の中の状態をモニタリングするために、監視カメラを置くことは、プライバシー上の問題があるため、受け入れられないでしょう。
これは、親と子がさりげなくつながっているとは程遠い方法です。
センサによって見守りを実現することができれば、プライバシーの問題もなく見守りできるため、抵抗感なく受け入れられます。
さりげないセンサを使用することで、つながりの知覚を実現できることでしょう。
当社では、Tele-Sentientの適用として、センサによって高齢者の状況を間接的に把握することができると考えています。
その場合、温度センサ、CO2センサなどを活用することになるでしょう。
在宅で一人暮らしをしている高齢者も増加していますが、介護福祉施設も年々増加しています。
それにともなって、一人の介護士が対応する高齢者の数が増えることによって、介護士の負担はかなり増えています。
介護施設で求められているのは、介護士の負担軽減です。
この課題に対しても、IoT活用による負担軽減の方法がたくさんあります。
当社では、介護福祉施設での利用者の状態のセンシング、介護士へのアラート通知について、実際の介護施設で実証実験を行ってきた実績があります。
Tele-Sentientは、IoTセンシングプラットフォームですので、様々なセンサを活用したシステムを手軽に構築できるメリットがあります。
また、さりげないIoTが価値を生み出すことを目指しています。
高齢者見守りシステムの形態は様々です。
様々な見守りシステムを、要望に応じてすぐに構築できることが最大のメリットになります。
一人暮らしの高齢者の見守り、介護施設での介護士の負担軽減について、Tele-Sentientを活用したIoTが課題解決の一助になると考えています。
ご興味のある方は、是非、お問い合わせください。