陸上養殖とは
このページでは陸上養殖の方式やメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
「陸上養殖」は、陸上に人工的に創設した環境下で養殖を行うもので、「かけ流し式」、「半閉鎖循環式」と「閉鎖循環式」があります。
なぜ陸上養殖なのか？
陸上養殖と海面生け簀養殖の比較
| メリット | デメリット |
| １）飼育環境の人為管理により生産性が向上する | １）施設整備のイニシャルコストや電気使用量等のランニングコストが発生する |
| ２）魚種の制約を受けない | ２）複数の機材を使用するため故障等のリスクを伴う |
| ３）トレーサビリティーへの対応が容易 | ３）停電等のトラブルが発生すると被害が大きくなる可能性がある |
| ４）環境負荷の軽減 | |
| ５）区画漁業権等の漁業法の制約がない | |
| ６）作業量の軽減 |
各陸上養殖の特徴
各陸上養殖方式の概略図
かけ流し式
天然環境から海水等を継続的に引き込み飼育水として使用します。
閉鎖循環式
飼育水を濾過システムを用いて浄化しながら循環利用します。
半閉鎖循環式
上記の両方を組み合わせた飼育方式です。閉鎖循環式設備で水質を維持しながら、水質悪化の原因となる成分を換水により排出します。
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