2020.11.15
工場内や生産ラインの現場では、多くの設備が稼働しています。
これらの設備が正常運転していれば問題ありませんが、もし故障した場合には、生産ラインが止まることによって、多大な損失が発生します。
機器が故障することを事前に予知して対策することが、予知保全として挙げられています。
更に問題となるケースは、機器の故障による急激な温度上昇によって、発火して、火災が発生することです。
一例として、PLCをみてみましょう。
PLCなどの工場内の機器は、ラックの中に入っていて、通常、大きなラックが複数並んでいます。
例えば、これらの一つの機器が故障して発火した場合には、室内にある火災報知器によって警報が出されます。
しかしながら、それだと手遅れという場合もあります。
つまり、火災がある程度広がってからの警報だと遅く、もっと早期に、発火を検知したいというニーズです。
IoTを活用することによって、それぞれの機器の温度上昇を早期に検知することができます。
それぞれのラックの中に、温度センサが入ったセンサノードを設置します。
温度情報は、無線でGatewayに集約されて、遠隔で温度を常時監視します。
これによって、例えば、機器の故障によって急激な温度上昇が発生した場合に、温度センサから得られた温度データをもとに、異常を検知して、より早期に警報を出すことが可能となります。
つまり、火災が広がる前に、早期に兆候を発見することができるのです。
当社では、実際の工場において、温度センサを活用したIoTでの防災用途の監視システムの導入実績があります。
Tele-Sentientにおいても、温度センサによるSensor-Mateによって、このようなシステムを構成することが可能です。
ご興味のある方は、是非、お問い合わせください。